カウンセリングルームはマイナスイメージに持たれることが多いところです
「カウンセリングルーム」について、どんなイメージをもっていますか?
精神科のような所、普通の人には縁のない所、心の弱い人が行くところ…など、どちらかというとマイナスのイメージを持っている人が多いのが現状だと思います。
そのために、カウンセリングルームに通っていることを周囲に話せず、話せば「”変な人・弱い人”という目で見られる…」と思ってしまう方がほとんどだと思われます。
「強くなければならない」と思いこんでいませんか?
今の社会では「強い人」は良くて「弱い人」は良くない、または悪いという評価をされてしまいやすいために、「強くなければならない」と思いこんでいませんか?
良い人・良い親・良い子であることが、「理想的な人間」という価値観が社会の中でまかり通っているために、弱いところは鍛え、努力し、克服する(させる)ことが生きていく上で最も大切なことであるという思い込みがあるように感じられます。
目に見えないキズを受け入れ・対応していく力を身に着けるお手伝い
私達は「人間」です。
どんなに身体を鍛えてもケガをすれば痛いと感じ、病気になれば病院へ行き、治療します。
「こころ」も同じで、傷つけば痛いのです。
しかし、身体との傷とは違い、目に見えないため、なかなか自覚できないでいたり、心の痛みは「弱さ」という思い込みから強くなることを求めて自分の弱さを責めてしまいます。そのため、かえって悪化してしまい、適切な対処をしないまま悩みや不安の原因になってしまうことが多いです。
「強さ」は弱さを隠したり、責めたり否定しますが、「豊かな心」はありのままの自分を受け止め、弱さも強さも知ったうえで物事に対応できる「しなやかさ」を持つことです。 そして、なによりも心の問題は、孤立することで余計に悪化するという「からくり」をもっています。
AIRAでは、心理学講座・各グループワーク・こころの相談室を通して、一人でも多くの方が悩みの中で孤立することなく、「豊かな心」「しなやかな心」を育み、生き生きとした自分らしさを取り戻すためのお手伝いをしております。